クレジットカードを発行する際に、VISAとMasterのどちらを選択するかで迷ったことはありませんか?
この記事では、VISAとMasterでは何が違うのか、それぞれの特徴に触れながら違いを解説していきます。
VISAとMasterの違い
VISA、Masterは、どちらも国際ブランドです。国際ブランドとは、世界中で利用できる決済システムを提供するクレジットカード会社のことです。
国際ブランドのVISAとMasterの違いは、以下の3点です。
VISA | Master | |
世界シェア率(2020年) | 約50.8% | 約17.8% |
クレジットカードの種類(国内) | 919件 | 547件 |
特典、優待サービス | ・エクスペディア特別優待 ・Booking.com特別優待 ・ホテルズドットコム特別優待 ・アゴダ特別優待 ・JALABC空港宅配サービス特別優待 ・海外Wi-Fiレンタル優待 | ・航空券特別割引(学生限定) ・アゴダ特別割引 ・One Dines Freeで食事優待 ・TPCゴルフ施設での「リゾートVIP」特典 |
VISAとMasterの特徴に触れながら、さらに違いを比較していきましょう。
VISAの特徴
・信頼性が高い
世界シェア率No.1で信頼されているため、過半数の方が利用しています。
・利用可能な店舗数は7,000万以上、利用可能な国は200ヵ国以上
国内だけでなく、海外へ行く際にも、VISAが1枚あれば安心です。
・豊富な決済手段が利用できる
クレジット決済だけでなく、デビット決済、プリペイド決済、タッチ決済と豊富な決済手段が利用できます。
・クレジットカードの種類が豊富
国内で発行されるクレジットカードのほとんどがVISAに対応しているため、好きなクレジットカードを選べます。
・セキュリティがしっかりしている
スキミング対策として、磁気ストライプからICチップへ変更されたり、タッチ決済が導入されたり、セキュリティの安全性が確保されています。
Masterの特徴
・利用可能な店舗数は7,000万以上、利用可能な国は210ヵ国以上
VISAよりも世界シェア率は低いが、利用可能な店舗数、利用可能な国の数は、変わりません。VISA同様に、国内だけでなく、海外へ行く際、Masterが1枚あれば安心です。
・プライスレスシティが利用できる
ショッピングや旅行、飲食などMaster会員限定で利用できる特典があります。
・豊富な決済手段が利用できる
VISAのタッチ決済と同様にMasterは、コンタクトレス決済が導入され、クレジット決済だけでなく、デビット決済、プリペイド決済が利用できます。
・セキュリティがしっかりしている
スキミング対策として、磁気ストライプからICチップへ変更されたり、コンタクトレス決済が導入されたり、セキュリティの安全性が確保されています。
VISAとMasterの大きな違い3点と、それぞれの特徴を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
世界シェア率の差は大きいですが、VISAとMasterの特徴、サービスに大きな差はありません。
以前は、アメリカ方面ならVISA、ヨーロッパ方面ならMasterと言われていたようですが、現在は利用できる店舗数も国の数も変わりません。
VISAとMaster違いをまとめると以下の通りです。
・VISAの世界シェア率は高く、Masterの2倍以上ある。
・VISAの方がMasterよりもクレジットカードの種類が豊富である。
・特典、優待サービスに違いがある。
VISAもMasterもサービスに大きな差はなく、使いやすさは変わらないため、自分の好きなクレジットカードの種類や特典、優待サービスから選択するのが良いでしょう。