株式投資を始めたい!と思ったら、まず最初に準備しなければならないのが『証券口座』。
けれど、そもそも証券口座ってなに?どうやって作るの?
そういった疑問に徹底解説していきます!
1.そもそも証券口座ってなに?
株式を売買する際に、その取引の仲介役として証券会社を通さなければなりません。
なので仲介してくれる証券会社にお金を預ける必要があり、その役割を果たすのが『証券口座』です。
証券口座には、お金だけではなく自分が購入した株式を預けることもできますし、
現金の払い出しも可能です。
それだけ聞くと、株式を預けられる『銀行口座』のようなものかと思われるかも知れませんが、
それは違います。
銀行口座では他金融機関への振り込みや公共料金の引き落としなどができますが、証券口座では出来ません。
また、銀行の普通預金に預けていると僅かですが利息が付きます。
証券口座にも預けたお金を、MRF(マネーリザーブファンド)という投資信託で運用する証券会社がありますが、
お金を預けているだけではまったく増えない証券口座もあります。
また銀行口座には、口座を開設している金融機関が破綻した場合は預金保険制度(ペイオフ)で、
元本1,000万円までが保護される制度がありますが、
証券口座にも投資者保護基金というものがあり、証券会社が破綻し、最悪のケースであっても現金や株式等を含めて
1,000万円まで補償がされています。
以上のように証券口座と銀行口座は違うものです。
そして株式投資をする際は必ず証券口座を開設する必要があります。
証券会社によっては、手数料や取引コストが格安であったり、IPO実績が豊富であったりと、
各社各様で特徴が違います。
是非ご自身の投資スタイルに合った証券会社を見つけ、証券口座を開設してみて下さい。
2.証券口座開設に必要な書類は?
それでは具体的に証券口座を開設していきましょう。
証券口座を開設するためには、①本人確認資料、②その他の書類を準備する必要があります。
まずは本人確認資料を説明していきます。
①本人確認資料
(1)マイナンバーを確認するための書類
(2)本人確認書類
【パターン①】(1)の書類が「個人番号カード」の場合
・個人番号カード
本人の写真が貼られている「表面」と、マイナンバーが表記されている「裏面」の
両面のコピー
・下記の書類のうちいずれか『1種類』
免許証、在留カード、住民票の写し、健康保険証など
【パターン②】(1)の書類が「通知カード」の場合
・マイナンバーの通知カード
「表面」のコピー ※氏名や住所の変更がある場合は「両面」のコピー
・下記の書類のうちのいずれか『2種類』
免許証、在留カード、住民票の写し、健康保険証など
【パターン③】(1)の書類が「住民票の写し」もしくは「住民票記載事項証明書」の場合
・マイナンバーが表記されている「住民票の写し」もしくは「住民票記載事項証明書」
※発行日から6ヶ月以内が有効期限なので注意
・下記の書類のうちいずれか『1種類』
免許証、在留カード、健康保険証など
※パスポートは2020年2月4日以降に交付されたものは住所の記載がないため、本人確認資料として
利用ができなくなりましたのでご注意下さい。
次に、その他の書類を説明していきます。
②その他
(1)印鑑(届出印)
シャチハタは不可です。
最近ではインターネットで口座開設をする場合などで、印鑑が不要という証券会社が増えています。
(2)銀行の預金口座
証券口座からお金を引き出す際には、一旦銀行の預金口座を経由する必要があります。
配当金の受取でも銀行口座が必要になるので、通帳やキャッシュカードなどの口座番号が記載されているものを
準備しておきましょう。
また、証券口座のキャッシュカードを発行すればATMで直接証券口座に入金できる証券会社もありますが、
インターネット上で銀行口座から証券口座へ資金振替ができるサービスが便利です。
証券会社と提携している銀行によっては24時間いつでも手数料無料で即時入金可能なサービスもあります。
証券口座を開設する際は自身の利用している銀行と相性のいい証券会社を選ぶもの良いでしょう。
以上が証券口座開設に必要な書類の説明となります。
本人確認資料が少しややこしそうだと感じるかも知れませんが、今はインターネットで24時間気軽に口座開設ができ、
書類さえ手元にあれば手続きに10分程度しか掛からない場合がほとんどです。
みなさんも是非、証券口座を開設してみましょう。