「クレジットカードを無くした」「財布を落としてしまって、どうしたらいい?」
こんな時は不安になり、慌ててしまいますよね。
しかし、カードを紛失しても対処法を事前に知っていれば、いざという時でも冷静に対応できます。
本記事ではカード紛失時の具体的な対処法について解説します。
カード会社へ連絡
まずはカード会社へ連絡をしましょう。
紛失したクレジットカードが第三者によって不正に使用されるのを防ぐためです。
連絡後、紛失したカードの利用は停止されます。
カード会社の連絡受付番号は、24時間年中無休で対応しているので、紛失がわかった時点ですぐに連絡しましょう。
いつでも連絡が取れる態勢が整っているので、安心してください。
警察へ届け出る
次に警察へ紛失届を出します。
この紛失届を提出すれば、仮に紛失したクレジットカードに不正使用があったとしても、一部のケースを除き補償が受けられます。
届け出る際は、氏名・住所などの基本情報の他に失くした日時・場所・状況を細かく伝える必要があるので落ち着いて対応しましょう。
届け出方法ですが、各都道府県の「電子申請サービス」を使用してオンラインで提出もできます。
しかし、利用開始に時間と手間がかかるので、交番や警察署で手続きを行うことをおすすめします。
クレジットカード再発行
紛失したクレジットカードは利用を停止しているため、新しいカードを再発行してもらう必要があります。
再発行には500円から1,000円前後の手数料がかかることが多いので、頭に入れておきましょう。
手続きから1~2週間前後で新しいクレジットカードが手元に届きます。
再発行したカードは、紛失したカードと番号が変わるので、公共料金などをクレジットカード払いにしている方は、カード番号変更の申し出を行ってください。
後から失くしたクレジットカードが見つかっても、利用はできませんので注意しましょう。
不正利用がないかチェック
クレジットカードを紛失してから利用を停止する間に、不正使用されている可能性があります。
高額な請求だけではなく、数百円など少額の利用でわかりづらいケースもあるので注意しましょう。
少しでも不正利用が疑われる場合は、すぐにカード会社へ連絡してください。
万が一不正があったとしても、カード会社が損害を補償してくれることがあります。
しかし、カード会社によって違いはありますが、紛失の届け出から61日以上前の利用は補償の対象外となります。
届け出と不正利用チェックは漏れなく行いましょう。
今後の対策
1.持ち歩くクレジットカードを減らす
財布ごと紛失してしまい、カードも見つからないケースがよくあります。
外出の際は、すぐに使わないクレジットカードを自宅に置いておくなど分散して保管するようにしましょう。
分散することで一度に紛失するリスクを抑えることができます。
2.アプリをインストールする
各カード会社で提供している、専用アプリから利用明細を一目で確認できるので、管理が行き届きやすくなります。
細めに利用履歴をチェックしていれば、仮に不正利用されていたとしても早い段階で気付き、カード利用を停止できます。
緊急連絡先もアプリを通じて確認できるので、いざという時に安心です。
3.補償内容を確認する
前述したように、不正利用時にはカード会社が損害を補償してくれます。
しかし、補償内容はカード会社によっても異なり、付帯されている紛失保険などによっても違いがあります。
事前にどの程度補償が受けられるのか確認し、カードを失くしてしまったとしても落ち着いた対応ができるようにしましょう。
まとめ
気を付けていても、カードを失くしてしまう可能性は誰にでもあります。
大切なことは、仮に紛失したとしても冷静に対処し、正しい手順を行うことです。
日頃から注意した上で対策を行い、安心してクレジットカードを使えるようにしましょう。