IPO参加するなら複数口座開設すべし!その理由を徹底解説

証券

証券口座は1人が複数の口座を開設することが可能です。
今回はIPO株を買う際に複数の証券口座を解説するべき理由を説明していきます。

IPO投資をする際は、証券口座を複数開設しましょう!

1.そもそもIPOとは?

Initial Public Offering=新規公開株式のこと。
未上場会社が株式市場に上場する際、新規に発行(公募増資)、あるいは売りに出す株式のことです。
IPOの特徴は、初値が公募価格を上回る確率が高く、上場後に即売却すれば利益を出せる可能性が高いことです。


IPO投資を有効に活用し、利益を生み出していきましょう。

2.なぜ、複数の証券口座を開設すべきなのか。

ではなぜ、IPO投資をする際は複数の証券口座を開設すべきなのか、その理由をご紹介します。

①当選確率が上がる
ずばり理由はコレです。複数の証券口座を開設していれば当選確率が上がるんです。
IPO株は証券会社ごとに割り当てられる配分が決まっています。
極端に言うとA社では10,000株割り当てられたけど、B社では0株ということがあります。
この時B社の証券口座しか開設していなければ、応募すらできないですよね。


また、IPO株の配分は例えば10,000株のうちA社に7,000株、B社に2,000株、C社に1,000株と複数の証券会社に割り当てられます。
もしこのA社・B社・C社の証券口座を開設していれば、3社ともに応募することができます。
IPO株が割り当てられた複数の証券会社に応募すれば当選確率が上がります。

②主幹事を務める証券会社に応募できる
主幹事とは、企業がIPO(新規上場)する際に中心的にサポートを行う証券会社のことです。
売り出されるIPO株の割り当て数も、主幹事証券会社が圧倒的に多くなることがほとんどです。
売出し株数のうち90%程度が主幹事に割り当てられることもあります。


IPO株の割り当てが多いということは、その分当選して購入ができる人も多いということに繋がります。主幹事証券会社に応募するとそれだけで当選確率が上がります。
もちろん案件ごとに主幹事証券会社は違いますので、複数の証券口座があれば有利であることがわかると思います。

③IPOの案件によっては取り扱っていない証券会社もある
IPO株は通常の国内株式などの取引とは違い、IPOの案件によっては取り扱いのない証券会社が発生します。上述のようにIPO株は証券会社に配分が決まっているためです。

もしA社の証券口座しか開設しておらず、申込みたいIPO株をA社が取り扱っていなかったら、
そもそもIPO株に応募することすらできません。
IPO株に当選する機会を逃さないためにも複数の証券口座を開設すべきです。

3.複数の証券口座を開設することのデメリット

上記のようにIPO投資の際は複数の証券口座を開設すべきです。
しかし複数口座を開設することで発生するデメリットも存在します。
それは管理が煩雑になる、ということです。

証券口座が増えれば増えるほど、その管理は大変になっていってしまいます。
証券会社の取引ページにログインするIDやパスワードも開設口座ごとに増えていきます。


大きい金額を取引することもある証券口座のIDやパスワードはセキュリティを高めるために複雑にしておきたいものですが、多くのパスワードを覚えておくのは難しく、セキュリティ面に一定のリスクがあります。


証券口座を複数開設する場合は、闇雲に様々な証券会社の口座を開設するのではなく、
過去のIPO株の取り扱いや主幹事証券会社の実績などの調べてから開設するようにしましょう。

最後に少しデメリットもご紹介しましたが、IPO投資をする際に複数口座開設はメリットの方が多いです。
上述のように、開設する証券会社を厳選し、ローリスク・ハイリターンなIPO投資を実践していきましょう。

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